（昭和40年頃） （官行方面より見たメタノール工場）
メタノール工場には，私の近所に住んでいた菊池くんのお父さんが勤めていました。遠足や遊びで官行に行った時，やや高くなった道路からふり向き見下ろした向こう岸にメタノール工場は見えました。写真のように見えるメタノール工場が私の記憶の中にはっきり残っています。この位置はちょうど，工場の裏手にあたり，正面が向こう側になるようです。正面から写した写真もありますが，銀色のパイプが網のように走りずいぶん見る位置によって印象が違うものだと思います。
９７年の夏に大夕張に行った時，同じように見える場所を探し，そこから写真を撮りました。それが下の写真です。その時，どこか似ているけれど，印象が違っていました。当時の建物の一部が使われているらしいものの，私が知っているあの銀色に輝く工場ではなく，ややうす茶色した普通の工場になっていました。
かつての大夕張炭山駅を過ぎ，シューパロ川に降りていく道の脇には『日北酵素』と書かれた大きな四角い塔がたっていました。車で川に向かう道にはいってみましたが，雨でぬかるんだ道と狭い道に途中で断念しました。
【日北酵素工場】平成9年８月１３日 同じ場所から写す）
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