取水堰

大夕張 官行 取水堰 昭和43年

(昭和43年 夏)


中学に入った年のある夏の日,私と弟と隣に住む仲の良かった友達の3人と,父とで官行にでかけました。記憶では,魚とりに行ったような気もしますがいまとなっては,家に残るこの写真ともう一枚貯木場でとったもう一枚の写真しか思い返す手がかりがありません。この日,非常に天気が良かったことと,当時病気がちで入退院を繰り返していた父が珍しく外出に誘ってくれて嬉しかったということだけが記憶の中に残っています。

【平成10年夏の取水堰】
上の写真をとった場所から取水堰を写しました。この場所のことはすっかりわすれていました。この日たまたま官行のかつての道に出て,歩いていると次第に記憶が蘇ってきました。右手の崖の下から堰を流れる水の音が聞こえ,木々の間からかつてのメタノール工場の建物が思わぬ近さで見え,そして下に降りる坂道を見つけた時,思わず駆け足で,急な崖を降りていきました。降りて見ると,結構な広さの敷地があり,古ぼけたポンプ場がたっていました。建物の横を通りすぎ,川辺に出たとき,はっきりと20数年前父親と来たこの場所をはっきりと思い出していました。
今もあのときと同じように心地よい水の流れる音を立てて,ダムはそこにありました。

大夕張 官行 取水堰

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取水堰水遊び 川遊び メタノール工場 シューパロ川の川下り 夏のプール シューパロ川河畔  音のある風景【取水堰】

(2)【泊川俊徳さん】
小学校 中学校の頃 ここで良く泳ぎました。
プールが子供で満杯で ブツカリ危ないので 夏はここで泳ぎました。
どじょう 八つ目等採るのが 上手な人がいて ここに来る途中 他人の畑から イモを少し拝借 家から 味噌や醤油 豆腐をもちより ナベの真ん中に豆腐を入れ 水を入れ そしてどじょうを入れ 水から煮るのです。
ナベが熱くなると どじょうが温度の低い豆腐の中に頭から入りこみます。
どじょうの残酷煮という感じですね。
最後に味噌か醤油で 味付け。
夏の終り そんなのが楽しみでした。

ここでは 雨で増水して 川の水が引く頃 バケツ3杯 4杯位 どじょう 八つ目がとれる時が有りました。
魚は増水すると川岸の流れの弱い所に集まるので 沢山採れる時が有ります。

父が良く 八つ目を取って来てました。
目に良いとかでね。
八つ目を食べて風呂に入り 上がる時 身体に 付いた水が 身体からハジキ タオルいらず でした。
身体が 八つ目の油でコーティングされてました。

(1)【准ちゃんさん】
このダムは心の宝物です。
取水堰だけど、官行のダムと呼んでましたね。
シューパロダムができたら、また一つ、これも湖底に沈んでしまいます。
ほんとに残念です。
思い出はいろいろありますが、別な機会に語られていますからちょっとだけ・・
ダム下流では、提体に吸い付いているヤツメウナギの手づかみ。
ダム上流の河原では町内や学校の炊事遠足。
暑い日は、箱めがねとヤスを持ち寄って魚突き。流れる水を見ていると平衡感覚が狂うのです。
よく転びました。
いつもずぶぬれだったから、冷たい思い出とワンセット。
(夏の日の冷たい思い出取水堰 by Ziny)

早朝浦ダムの役場みたいに、渇水時に顔を出して、出身者を喜ばしてくれたりは、将来たぶん無いですね。
「雨鱒の川」が、貴重な記録になるかもね。


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