晩秋の夕張東高

大夕張明石町 晩秋の夕張東高

(昭和48年頃 ) @@画像をクリックすると拡大表示されます@@

【今に生きる東高】 斎藤 敏幸 さん  (98/09/02)

 僕たち第8期生は、「大夕張」がまだ活動期にあった年の最後の卒業生です。
 1972年3月10日、僕たちは在校生に見送られて、東高を後にあの坂道を降り、それぞれの人生を歩み始めました。
 「井の中の蛙」と言われながらも、僕たちなりに東高の生活に自分をぶつけ、生きる答えを求めていました。
 生徒会活動を担い「三無主義打破」を叫んでいた仲間。クラブ活動に情熱を傾けていた仲間。職員室でレジスタンスを試み喫煙をした仲間。学校のあるべき姿を自らに問いその答えを社会に求め、自主退学した仲間。そして沢山の個が一つに結合した学校祭。
 小学校からのベルトコンベアーのような高校でしたが、色んな個性たちが輝いていました。
 そこには、確かに生きている躍動感がありました。あのころの「大夕張」は老人達の街ではなく、若い個が生きている街でした。
 あれから25年以上の時間が流れ、学び舎はもうありませんが、今ある僕らの人生は、あの空間に育まれていたのです。そして、明石町の高台に白く輝くあの校舎は、僕らの脳裏に生き続けているのです。
 1972年3月10日、僕たちは夕張岳と在校生に見送られ、東高を後にしました。


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