850登頂記
平成14年3月31日
撮影 :内川准一さん
その1 国道から山頂とぼた山 その2 官行を流れるシューパロ川
その3 神社からスタート その4 大夕張の街が見えた はず・・・
その5 山頂直下 山頂に立ち夕張岳をのぞむ


(1822)850に行ってきました
 投稿者:内川准一  投稿日:04月01日(月)00時41分29秒
予定通り、今朝40年ぶりに850の山頂に立つことができました。
2,3日前から好天の予報が出ていたけど、予定に無いほどの好天!
青い空に白く切り取ってはめ込んだように見える夕張から芦別に連
なる山々が、神々しいほどで、かつて登ったどの山よりも美しく見
えたことでした。都合が許せば、仲間と誘い合ってくるべきでした。

この日は、山に向かう途中、芦別山中で野ウサギが目前を横断した。
久々に見たウサギですがやはり真っ白。なんかいいことありそうな。
8時前に大夕張到着。横断歩道と目印の商店がなくなっていたため、
行き過ぎて、千年町から戻った。だんだんわからなくなってくる。
暖かい日だけど、850の山頂付近は霧氷をまとった木々が白く青
空に映えていて、まだまだ寒そう。
ということは、雪が締まっていてアイゼンでも歩けるということか。

大夕張の番犬くんも、この冬を無事に乗り越えてまだまだ元気で良
かった。呼ぶと嬉しそうに寄ってくるようになったところが以前と
違っているところで、パンや牛乳を半分やって、犬と一緒に朝食。
えらいやつです!なんたって3回目の冬を一人(匹)で乗り切った!

山850へは神社の裏から稜線を忠実にトレースしました。
当時と同じコースをたどったのです。少しの誤算は、思った以上に
雪が軟らかく、足が埋まったこと。中間点くらいまでは時間がかか
かったこと。だけど、標高が上がるに従い雪が締まってきて、大夕
張越しに見える芦別、夕張の神々しいほどの眺めとあいまってペー
スがどんどん上がる。
びっくりしたのは、一人で登ったらしい山スキーヤーの跡があった
ことで、この跡は、途中から合流してきて、危険な部分や雪崩を避
けながら頂上に向かっていて、山を良く知っている人だと思えた。
山頂直下はさすがに急で、スキーヤーも、つぼ足で登っている。
山頂には彼の食べ残しの明治製菓「フラン」が落ちていて可笑しい。
この人は、さて、いったいどんな人だったのだろう。
きっと大夕張人なのだろう。「フラン」さん!。これを見たら出て
きませんか?

山の所要時間は、登り2時間30分。下りが1時間20分でした。
午後の下山になったため、途中からは、カンジキに履き替えたけれ
ど、それでも雪にもぐって歩きづらかった。
ベストな時期は、半月くらい前だと思う。今年が異常なのかもしれ
ないが。
山はいたるところ雪崩の跡が一杯あって、特に850の山頂直下が
一番ひどく、大夕張からも、白い山肌の一部が黒々むきしになって
いるのが望まれる。
デブリも多く、体重をかけるとミシを音が出る箇所もあったりして、
たいしたことは無いのかもしれないが、少し怖い。

山頂からの眺めは、もはや40年前と同じではないのでしょう。
それ以上に、自分の気落ちのありようが異なっているのでしょう。
大夕張に建物がほとんど無い。山の木々も道路も変わっている。
だけど、あいかわず他の町も家も見えない。
先にzinyさんが書いたような町は、私の視力では見えない。
そして、野原になってしまった大夕張を見ても、人が植えた木が雪
原に並んでいて、「見捨てられたような山奥」との感慨は今はもう
感じることは無かった。ただ、ひたすら、美しい景色に驚きながら
1時間以上を山頂で費やした。
ところで、zinyさんの意見のこともあって、850と思しき山
〜見ると西隣のピークの方が高そうに見えたので、そちらからはま
た違うものが見えるかとも考えて、そちらにも登ってみたが、特に
変わったものは見えなかった。
(1823)850(続き) 投稿者:内川 准一  投稿日:04月01日(月)20時08分58秒
上の投稿、長文のくせに1、2書き漏らしてしまいました。
敏さんも気にかけていた「山小屋が残っているかどうか」の件ですが、
見当たりませんでした。当時どこにあったのか知らないため、場所がわ
かりませんが、見落としたとは思えず、残念ながらもう無いようです。
頂上直下から2段程度下ったあたり、標高730あたりの平らな土地に
でも建っていたのでしょうか?
あと、850のピークですが、地図で見ると3つのピークがあります。
まとめて850なのですね。真ん中が一番高いのですが、このピークは
小学校付近からは蔭になって見えないようです。
上の投稿、読み直してみると意味不明なとこがありますね。すみません。